【町田の歯医者】虫歯と歯周病の違いとは?
- 2024年12月11日
- 予防歯科
口腔トラブルの中でも特に多いのが虫歯と歯周病であり、歯を失う原因になることも多いという共通点があります。
虫歯と歯周病は全く別の病気ですが、どちらも口内の病気として特に多い病気であるため、混同されやすいかもしれません。
虫歯と歯周病は何が違うのか、それぞれの原因や主な症状について、解説します。
歯周病の原因と症状
歯周病は細菌が原因となって起こる病気です。
原因となる細菌は歯周病菌と呼ばれているものの、1種類だけではなく、複数の原因菌の総称です。
歯周病菌の原因菌は、細菌によって働きの詳細に違いがありますが、共通しているのは、どれも歯周病に感染させる働きがあるという点です。
口内にある食べ物のカスなどによって細菌がプラークを産生し、プラークの中で細菌が大量に繁殖して歯茎に炎症を起こすのが歯周病です。
炎症によって歯茎が腫れ、そのまま悪化すると、歯茎の中で歯周組織を破壊してしまいます。
歯周組織が破壊された歯は、支えがなくなるためにぐらつくようになり、そのまま放置していると、抜けてしまうでしょう。
歯石が虫歯の原因に
プラークが原因で増殖するのは歯周病菌だけではありません。
虫歯の原因菌も、プラークが増殖する原因となります。
しかし、あくまで同じ原因というだけでしかなく、歯周病が虫歯の直接の原因になるということにはなりません。
虫歯の主な原因は落とし切れずに残っていた歯石です。
放置されたプラークが固まってしまうと非常に硬くなって歯石と呼ばれます。
歯石が虫歯の原因になる理由として挙げられるのが、脱灰の進行です。
プラークはカルシウムやリンを吸収して歯石になります。
しかし、通常はそうならないように、歯が脱灰を起こすと唾液からカルシウムイオンやリン酸イオンが補充されて、歯の表面に戻る再石灰化が行われます。
再石灰化が間に合わないほど脱灰が進むと、カルシウムなどが流れ出して歯がもろくなる一方、流出したカルシウムやリンをプラークが吸収して歯石になってしまうのです。
もろくなった歯は溶けやすく、虫歯になるリスクが高まります。
プラークは虫歯の原因菌のみならず、歯周病菌の温床にもなるため、毎日の歯磨きで除去することが大切です。
それだけでなく、定期的に歯科医院で虫歯と歯周病になっていないか、口内の状態をチェックしてもらいましょう。
まとめ
プラークができると虫歯や歯周病の原因となる細菌が増殖し、虫歯や歯周病を発症します。
プラークをしっかりと落とさずにいると、やがて歯石となって除去しづらくなります。
それだけでなく、歯周病の原因にもなるため、よく落とすことが大切です。
プラークが歯石になる際にカルシウムなどを奪い、歯が脱灰したときに再石灰化しづらくなって虫歯のリスクが高まるため、注意が必要です。
当クリニックは、最大限に歯の神経を残し、ご自身の歯を守る治療を行っております。
抜歯を検討する前に、先ずはご相談下さい。
町田市で歯医者さんをお探しの際には、是非、町田ごうデンタルクリニックにお問い合わせ下さい。