【町田・町田駅の歯医者】熱中症対策と虫歯の関係
- 2024年8月13日
- 予防歯科
夏の気温が年々上昇しているように感じる昨今、気を付けたいのが熱中症です。
熱中症対策には塩分と水分の補給が重要であり、特にスポーツドリンクが推奨されています。
しかし、熱中症対策は虫歯リスクを高めることにもなるため注意が必要です。
熱中症対策と虫歯にはどのような関係があるのか、解説します。
熱中症対策による糖分の摂取
熱中症は、大量に発汗することで水分と塩分が失われて熱がこもってしまった状態のことです。
したがって、対策としては水分と塩分をこまめに摂取することが有効です。
水分補給には多くの種類がありますが、塩分補給は食事以外では方法が限られています。
たとえば、塩飴をなめるなどの塩分補給の方法があり、特に多いのが水分補給と塩分補給、さらにミネラルも補給できるスポーツドリンクを飲むことでしょう。
しかし、スポーツドリンクには多くの糖分が含まれているため、こまめに飲んでいると歯に糖分が付着し、虫歯の原因になってしまいます。
種類によって異なるものの、おおよそ500mlあたり角砂糖8個分の砂糖が含まれています。
口内のpHが下がってしまう
さまざまな食べ物・飲み物によって口内は酸性やアルカリ性に傾くことがありますが、唾液の働きによって中性に保たれるようになっています。
特に、歯の表面を覆うエナメル質は酸に弱いため、pHが下がって酸に傾くと歯が溶けやすくなり、虫歯の原因になってしまうのです。
歯が溶けるpHは5.5以下ですが、スポーツドリンクはpHが3.5と低いため、飲んでいると口内が酸性に傾いてしまいます。
また、お茶等を除くと清涼飲料水のほとんどはpHが低く、果汁飲料や乳酸菌飲料は3~4、コーラに至ってはpHが2前後とかなり低いのです。
熱中症対策として水分補給をする時は、できるだけ水を飲むようにして、発汗が多い時だけ塩分も補給しましょう。
通常の食事だけでも塩分を十分にとれますが、朝に味噌汁を飲むようにすればさらに不足しにくくなります。
熱中症対策をすることも重要ですが、同時に虫歯対策も行いましょう。
まとめ
熱中症を予防するためには、こまめな水分補給と塩分補給が重要となるため、スポーツドリンクを飲んで水分と塩分を補給する人も多いでしょう。
しかし、スポーツドリンクには多くの砂糖が含まれているため、こまめに飲んでいると虫歯の原因になってしまうのです。
また、スポーツドリンクは口内を酸性にしてしまうため、水分補給はできるだけ水を飲み、塩分は食事で摂取しましょう。
当クリニックは、最大限に歯の神経を残し、ご自身の歯を守る治療を行っております。
抜歯を検討する前に、先ずはご相談下さい。
町田市で歯医者さんをお探しの際には、是非、町田ごうデンタルクリニックにお問い合わせ下さい。