【町田で口腔外科治療】顎関節症の顎の近くに出てくるサインを解説します
- 2024年4月13日
- 口腔外科
顎関節症になると、身体にさまざまなサインが出てきます。
しかし、どのようなサインが出るのか知らなければ気が付かないかもしれません。
気付かないままでいると、知らないうちに顎関節症が重症化してしまう可能性があります。
顎関節症のサインの中で、顎の周辺に出るものについて解説します。
顎周辺に出てくるサイン
顎関節症になると、体にはサインが生じます。
顎の病気なので、顎やその周辺に出てくるサインが最もわかりやすいでしょう。
顎の周辺に出るサインとしてまず挙げられるのが、顎の関節部分の痛みです。
顎が動くと、下顎の関節頭という部分も動きます。
関節頭とは、顎関節にある突起です。
骨がズレると、突起部分が顎関節の中でも弱いバイラミナゾーンという部分を圧迫し、些細なズレでも、相当な痛みが生じることがあります。
また、顎関節から雑音がすることもあります。
雑音の種類は1つではありません。
よく知られているのは、マウスのクリック音のようなカクっとした雑音です。
ほかに、髪の毛をねじったようなジャリジャリとした捻髪音がするケース、ミシミシとしたきしんだ音がするケースなどがあります。
開口障害と神経の痛み
顎の骨が後ろにずれると、関節の中にある軟骨が前方に飛び出し、開口障害が起こります。
開口障害かどうかをチェックするには自分の指を使いましょう。
具体的には、4本の指を縦にした状態で口に入るか確認してください。
入らなければ、開口障害の可能性があります。
顎の位置がズレると、顎の筋肉にストレスがかかるため緊張し、強く噛んでしまうことが増えます。
睡眠中の歯ぎしりも増えるため、顎関節にかかる負担が大きくなるでしょう。
大きな負担が継続してかかることで引き起こされる病気が、非定型顔面痛です。
疲れや痛みなどの原因が溜まり、顔に慢性的な痛みが生じます。
また、顎が動いたことで、顔の感覚を脳に伝える三叉神経が圧迫され、三叉神経痛が起こることもあります。
さらに、顔面神経麻痺が起こることもあるため注意が必要です。
顔面神経麻痺は顔面神経を圧迫することで起こります。
顎関節への負担が原因の場合には、顎を正しい位置に直すことで改善されるでしょう。
なお、三叉神経痛や顔面神経麻痺など顔面に生じる神経の病気は、脳など別の病気が原因のこともあります。
顎関節の痛みや音、開口障害などの症状がないにも関わらずかかった場合には、病院に行き診察を受けてください。
まとめ
顎関節症は、最初の段階ではかすかな音がしたり、一時的に痛みが生じたりするだけなので、あまり気にしない人もいます。
しかし、痛みは治療が必要というサインなので、放っておくと徐々に悪化していきます。
治療に時間がかかるようになり、日常生活にも支障をきたすかもしれません。
顎関節症になるとさまざまなサインが起こりうるため、直接的な関係がないように思えても、顎に違和感がある時は顎関節症を疑ってみてください。
当クリニックは、最大限に歯の神経を残し、ご自身の歯を守る治療を行っております。
抜歯を検討する前に、先ずはご相談下さい。
町田市で歯医者さんをお探しの際には、是非、町田ごうデンタルクリニックにお問い合わせ下さい。