【町田で口腔外科治療】顎関節症になるのはどのような原因があるのか解説します
- 2024年4月9日
- 口腔外科
顎関節症は、口を開閉する顎の関節に異常が生じる病気です。
口を開閉する際に痛みや音があり、重症化すると口を開けることもできなくなってしまいます。
食事など普段の生活に支障が出ることもある病気ですが、果たして何が原因でなってしまうのでしょうか?
顎関節症の主な原因について、解説します。
顎への負担が原因
顎関節症の原因の1つが顎にかかるダメージです。
顎の関節に負担がかかると、ダメージが蓄積していき顎関節症を引き起こします。
どのような場合に、顎の関節に負担がかかるのでしょうか?
まず挙げられるのが、歯ぎしりや歯の食いしばりです。
歯ぎしりや食いしばりが起こると、顎の関節に普段よりも大幅に強い力がかかってしまいます。
無意識のうちに力がかかるため、受けるダメージも意識している時より大きくなります。
食いしばりに関しては注意を払うこともできますが、歯ぎしりはそういうわけにはいきません。
なぜなら、睡眠中に行われるケースが多いからです。
また、顎の関節に負担がかかるケースとして特定の楽器の演奏が挙げられます。
具体的には、バイオリンやヴィオラなどの一部の弦楽器や、トランペットやフルートなどの吹奏楽器です。
バイオリンやヴィオラなどの弦楽器は顎で楽器を固定して演奏するため、負担がかかります。
また、トランペットやフルートなどの吹奏楽器は強く息を吹いて演奏する必要があり、顎関節や顎周りの筋肉にかける負担が大きくなります。
顎以外の原因
顎に直接負担がかからなくても、顎関節症になることがあります。
例えば、ストレスが原因となることもあります。
顎と直接関係はないように思えるストレスが原因となるのはなぜでしょうか?
ストレスが溜まっていると、筋肉が緊張してしまいます。
緊張のために首や肩に力が入り姿勢が悪くなると、顎関節症の原因になってしまいます。
なぜなら、姿勢が悪いと下顎が適切な位置に納まらないため、顎にかかる負荷のバランスが崩れてしまうからです。
背筋がまっすぐになっていると、下顎に負担がかからない位置に納まります。
また、姿勢の悪さが顎関節症の原因になるケースもがあります。
特に、現在はパソコンやスマートフォンを長時間利用することが珍しくありません。
画面の文字を読もうとして首が前に出てしまい、猫背などの不良姿勢になってしまいます。
姿勢が悪いと顎の可動域が狭くなり、顎や周囲の筋肉に負担をかけるため、顎関節症の原因となってしまうのです。
さらに、噛み合わせが悪い場合も、顎関節症の原因になります。
通常は、意識しない限り上下の歯の間にはわずかな隙間が空いています。
しかし、噛み合わせが悪くなっていると隙間もなくなってしまい、顎に負担をかけ続けてしまうのです。
まとめ
顎関節症になる大きな原因が、顎関節にかかる負担が大きくなることです。
しかし、必ずしも顎関節に負荷がかかることだけが原因というわけではなく、間接的に顎関節へとダメージを与えていることが原因となるケースも少なくありません。
特に多くの人が意外に思う原因が、姿勢の悪さです。
また、ストレスも原因となります。
日常から気を付けて、顎関節症を予防しましょう。