【町田で口腔外科治療】顎関節症になった時に自然と治ることはあるのか解説します
- 2024年4月4日
- 口腔外科
口を開けた時に、痛みが生じたりギシギシという音が鳴ったりしたときは、顎関節症かもしれません。
上述の症状がすぐに治まることもあるため、「顎関節症は自然と治るのではないか」と思う人もいるでしょう。
顎関節症は、放っておいても治るのかどうか解説します。
歯科医師の診断により様子を見ることがある
顎関節症の代表的な症状として、下記が挙げられます。
・音が鳴る ・口の開閉時に痛みを感じる ・口が開けづらい・動かしにくい ・ものが噛みにくい ・顎が外れることがある |
全て該当するケースもあれば、一部の症状のみ該当するケースもあるでしょう。
一部が該当している場合でも顎関節症と診断されることもあるため、当てはまるものがあれば歯科医院に行きましょう。
顎関節症は放っておいても治るケースもあります。
ただし、それは歯科医師により様子見しても問題がないと診断された場合です。
素人判断で放置するのは危険です。
特に、音が鳴るだけで痛みがない場合は、注意しなければなりません。
なぜなら、わざと口を開閉して音を立ててしまうケースがあるからです。
子どもの場合、悪ふざけをして音を立ててしまうことも珍しくありません。
痛みがないからといって音を頻繁に立てていると、悪化の恐れがあります。
また、痛みがある場合には、人によっては熱が出るケースがあります。
なるべく口を開けないよう注意していても、痛みがなかなか治まらないかもしれません。
このような場合は、痛み止めを飲むだけでなく、歯科医院に行き診断してもらう必要があります。
歯科医院を受診した際、痛みを感じない・違和感が少ないなどごく軽症であれば、薬を処方されず、様子を見るよういわれるかもしれません。
経過観察をして悪化した場合に、本格的な治療に移行することとなります。
症状によっては、マッサージをすることを勧められるかもしれません。
運動により、顎関節症の症状が改善されることもあります。
他に発声練習をするなど、顎の周囲の筋肉を動かすようにすれば、悪化を防止できるでしょう。
様子を見て悪化することもある
歯科医師に診察してもらい、経過観察として様子見している場合には問題ありません。
しかし、自己判断で放置している場合は、悪化するケースもあります。
早急に治療をしなければ大変なことになるかもしれません。
顎関節症は、初期段階では痛みも少なく、顎の音が鳴るだけということもあります。
顎をわざと動かして音を鳴らしていると、癖になって治らなくなることもあるので、注意が必要です。
顎を頻繁に鳴らしていると、関節が変形し、クッションとなる関節円板の位置がズレてしまいます。
その結果、連結部分がうまく動かなくなり、口を開けにくくなるかもしれません。
また、顎関節症が悪化した場合、顎変形症になってしまうこともあります。
顎変形症とは、顎の骨の形状に異常をきたしたり、上下の顎のバランスが崩れてしまったりする病気です。
顎変形症は矯正治療をするケースが多いのですが、それでも治らなかった場合には、骨を削ることもあります。
骨を削ることになると治療も大がかりになるため、なるべく早く治療しましょう。
まとめ
顎関節症になった時、初期段階であれば治療をしなくても治ることがあります。
そのため、歯科医師の判断により、最初は様子見するケースもあります。
しかし、自己判断で放置し、重症化しても本格的な治療をせずにいると、悪化して顎変形症になる可能性もあります。
顎変形症になると、矯正治療が必要になったり骨を削る必要があったりするため、悪化する前に対処しましょう。
当クリニックは、最大限に歯の神経を残し、ご自身の歯を守る治療を行っております。
抜歯を検討する前に、先ずはご相談下さい。
町田市で歯医者さんをお探しの際には、是非、町田ごうデンタルクリニックにお問い合わせ下さい。