【町田で虫歯治療】花粉免疫療法薬と歯科治療の注意点について解説します
- 2024年3月22日
- 虫歯治療
花粉症はアレルギー性鼻炎の一種です。
スギ花粉などをアレルギー物質としている病気で、基本的に根本的な治療はできません。
ただし、花粉免疫療法薬を使用することで、症状の長期寛解を得ることができるかもしれない、といわれています。
しかし、花粉免疫療法薬は歯科治療においては注意が必要になるのです。
免疫療法とは?
花粉症の薬の一種に、免疫療法薬というものがあります。
免疫療法薬は舌下免疫療法などで使用する薬であり、花粉症の症状を長期的に和らげたり、完治したりできる可能性がある唯一の方法です。
一般的な花粉症の薬は、症状を一時的に緩和することを目的とした薬です。
体質の根本的な改善はできないため、薬を飲み続けなくてはなりません。
一方、免疫療法薬の場合は体質自体を改善できます。
免疫療法とは、アレルギーの原因物質を少しずつ与えて抵抗力を増していくという治療方法です。
舌下免疫療法や、皮下注射を行う皮下免疫療法などの方法があります。
舌下免疫療法の場合は、アレルギーの原因物質を口に含み、徐々に濃度を高めながら抵抗力を増していくという治療方法です。
舌下で吸収することで、リンパ節にアレルギーの原因物質が届きやすくなるのが特徴です。
歯科治療の注意点
免疫療法は、皮下でも舌下でも治療には2年から5年と、長い時間がかかります。
治療を終えるまでの期間が長くなりますが、治療中に歯科治療が必要になった場合は、担当医に確認が必要となるケースがあります。
確認が必要となるのは、応急治療や外科治療を行う場合です。
花粉症の治療として免疫療法を行うことは近年広く知られるようになりましたが、歯科治療で確認が必要になるという点は、知らない人も多いのではないでしょうか。
現在、日本ではスギ花粉とダニをアレルギー原因物質としている場合の舌下免疫療法を、保険診療で受けることができます。
しかし、舌下免疫療法薬のシダキュアには、抜歯する際に窒息死するという副作用が出る恐れがあるため、十分に注意しなくてはなりません。
まとめ
近年、花粉症の治療方法として、長期寛解が可能となる花粉免疫療法が行われることが増えています。
花粉症の原因となるアレルギー物質に対する抵抗力を高めていくという治療方法で、2年から5年と長い時間をかけて治療を行います。
しかし、治療中に歯科の外科治療をする場合には、医師に確認する必要があり、注意が必要です。
特に、抜歯時は服用する薬の種類によっては窒息死の危険性があるため、十分に注意しましょう。
町田市で歯医者さんをお探しの際には、是非、町田ごうデンタルクリニックにお問い合わせ下さい。
当クリニックは、最大限に歯の神経を残す治療を行っております。
抜歯を検討する前に、先ずはご相談下さい。
スタッフ一同、お待ちしております。