【町田の歯医者】銀歯の治療~金銀パラジウム合金の特徴~
- 2024年1月23日
- 虫歯治療
虫歯の治療をして、クラウンやインレーを保険内で治療する場合、基本的には金銀パラジウム合金でできた銀歯を装着します。
金銀パラジウム合金とはどのような素材であり、メリット・デメリットとしてどのような点が挙げられるのでしょうか?
金銀パラジウム合金の特徴について、解説します。
金銀パラジウム合金とは?
虫歯の治療で保険が適応されるクラウンやインレーといえば、銀歯が代表的です。
銀歯と呼ばれるものは金銀パラジウム合金でできていますが、金銀パラジウム合金がどのような金属なのか知らない人も多いでしょう。
金銀パラジウム合金とは、半分が銀、残り半分がパラジウム、金、銅などの金属でできている合金です。
見た目は銀色ですが、純粋な銀ではありません。
金銀パラジウム合金のメリットとデメリット
金銀パラジウム合金は、金属であるため強度が高いというメリットがあります。
特に強度が重要な奥歯の治療にも使用でき、セラミックのように割れることもありません。
また、保険が適用される治療なので、金銭的な負担が少ないというメリットもあります。
強度が高く、安心して噛むことができます。そのため、「噛む」という機能を回復する効果にも優れているでしょう。
一方で、銀歯は金属製である為、強度が高い素材ではあるものの長く着けていると劣化して金属が溶けだし金属アレルギーの反応が出る可能性があり、
長期間の使用で溶けだした金属イオンが歯茎に侵入して黒ずんでしまう場合があります。
セラミックとは異なり接着剤と金属のしなりではめ込んでいる銀歯は、歯との間に隙間ができ虫歯になってしまうリスクが高いです。
金属そのものが表面に汚れをつけやすいという素材そのものの弱点もあり虫歯と歯周病の予防性は高いとは言えないです。
(保険適用の治療全般が機能回復を目的としており、予防性等は考慮されていない点において、銀歯はその最たる例と言えるでしょう)
何より、銀歯は口の中に銀色のものがあるため、口を開けた時にかなり目立ちます。
虫歯の治療をしたことがはっきりとわかってしまうため、人前で口を開けることに抵抗があるという人もいるでしょう。
まとめ
虫歯治療のクラウンやインレーなどの素材として、特に使われることが多いのが金銀パラジウム合金です。
金銀パラジウム合金は、銀にパラジウムや金、銅などを混ぜた合金で、保険内の治療で使用される素材です。
強度が高いというメリットがある一方で、経年劣化で歯との間に隙間ができやすいため、隙間から侵入した細菌によって虫歯が再発しやすいというデメリットもあります。
理想的な治療を求めた場合、金銀パラジウム合金を用いた治療ではなく、セラミックや金を用いた治療法が選択されます。しかしながら、これらの治療法は自費治療となり高額です。
経済的な事由を考慮した場合は、妥協案として金銀パラジウム合金を用いざる得ないのが現実といえます。
本院では経済的事由も考慮に入れた最適解を患者さんとご相談し、保険治療である金銀パラジウム合金を用いた場合でも可能な限り丁寧・精密に製作・治療を行う事で
患者さんの健康に寄与したいと考えております。
町田市で歯医者さんをお探しの際には、是非、町田ごうデンタルクリニックにお問い合わせ下さい。
また、当クリニックは、最大限に歯の神経を残す治療を行っております。
抜歯・抜髄を検討する前に、先ずはご相談下さい。
スタッフ一同、お待ちしております。