【町田の歯医者】初期虫歯(C1)の特徴と治療法
- 2024年1月10日
- 虫歯治療
虫歯にはいくつかの段階があり、進行度合いによって対処法も変わります。
進行の度合いはC0からC4の5段階で示されますが、初期虫歯といわれるC1はどのような状態でしょうか?
C1の特徴と、治療方法について解説します。
初期虫歯C1の特徴
歯のもっとも外側にはエナメル質があり、内側に象牙質や歯髄があります。
虫歯になると歯の外側から溶けるため、最初はエナメル質から溶かされていきます。
虫歯の原因菌によってエナメル質が溶かされ、穴が開いた状態がC1です。
C1の時点では、ほとんど痛みがありません。
エナメル質が溶けただけでは、歯の神経が露出していないからです。
ただし、通常の常態よりも染みやすくなることはあります。
歯の溶けた箇所は、薄い茶色や灰色などの穴ができます。
歯の表面が溶けたことで、内側の象牙質の色が透けて見えるのです。
ただし、全体的に茶色い場合は、虫歯以外の原因があるかもしれません。
初期虫歯C1の治療方法
初期虫歯C1の状態であれば、まだ痛みがなく、虫歯の治療で削る歯の量も最小限で済みます。
虫歯の治療をする場合は、できるだけC1の段階で治療をするのが望ましいでしょう。
C1の主な治療方法は、虫歯に感染している部分の歯を削り、削った後を埋めるための詰めものを着けます。
詰めものの種類は、いくつかあります。
詰めものの基本的な素材は銀歯です。
銀歯は、金銀パラジウム合金でできた詰めものを装着する治療方法で、最もメジャーであるといえるでしょう。
ただし、歯が銀色になってしまうため、位置によっては口を開けると目立つことが難点です。
前歯などの治療痕が目立つ場所であれば、コンポジットレジンという歯科用プラスチックのレジンでできた詰めものを保険診療で着けることができます。
見た目が白いため、銀歯などと比べて目立ちにくい点がメリットです。
安価な治療を望む人がほとんどですが、銀歯は長く着けていると隙間ができやすいため、二次う蝕の可能性が高くなります。
また、コンポジットレジンは経年劣化で変色しやすく、詰めものの境目に色がついてしまうこともあります。
見た目を気にする方には、自由診療の詰めものがおすすめです。
自由診療の場合は、セラミックなど自然な色合いの詰めものも選択できます。
また、ダイレクトボンディングのように、直接治療箇所にプラスチックを盛り付けていくことで、治療が早く終わるものもあります。
まとめ
初期の虫歯はC1と呼ばれます。
C1の虫歯は歯の表面のエナメル質を溶かしている状態で、特に痛みはありません。
溶けたところは、奥の象牙質の色が透けて見えるため灰色や薄い茶色などの色に見えます。
治療する際は、虫歯に感染しているところを削って除去し、削ったところには詰めものを着けて穴をふさぎます。
保険診療の詰めものに不満を感じる方は、自由診療の詰めものを検討しましょう。
町田市で歯医者さんをお探しの際には、是非、町田ごうデンタルクリニックにお問い合わせ下さい。
当クリニックは、最大限に歯の神経を残す治療を行っております。
抜歯を検討する前に、先ずはご相談下さい。
スタッフ一同、お待ちしております。