【町田で入れ歯治療】チタン床義歯の特徴
- 2023年12月23日
- 口腔外科
歯を失った時の代替手段となる入れ歯には保険が適用されるものもある一方、適用されないものもあります。
保険が適用されない入れ歯は主に、粘膜と接する「床」という部分が金属であり、使われる金属にはいくつかの種類があります。
今回は金属床の入れ歯の一種である、チタン製の金属床の入れ歯について解説します。
チタンとは?
入れ歯を自由診療で作製する場合は、口内の粘膜と触れる部分を金属にした、金属床の入れ歯を選択できます。
金属床の素材にはいくつかの種類があり、その中で最も生体親和性が高いのがチタンです。
チタンは非常に軽い金属でありながら、強度が高いという特徴があります。
歯科では、インプラント治療にも使用されている金属です。
なぜ、チタンを入れ歯に使用するのでしょうか?
その理由として、アレルギー反応が出にくい点が挙げられます。
チタンは、金属アレルギーの反応が出にくい金属です。
ごくまれにチタンアレルギーという人もいるので、誰でも問題なく使えるというわけではないのですが、ほとんどの場合は問題なく使用できます。
金属床に使われる金属の中でも強度が高いチタンは、床の厚みも少なくできます。
保険診療のレジン製の入れ歯は厚みがあるので、口に入れていると違和感があるという人も珍しくありません。
しかし、チタンの場合は強度がある分床を薄くできるため、違和感も少ないのです。
チタンの金属床のメリット
チタン製の金属床の入れ歯のメリットとして、生体親和性が高いため拒絶反応が出ることがほとんどなく、コバルトクロムと比べて床部分をさらに薄くできるという点があります。
軽量であるため、装着中の違和感が少ないということもメリットです。
また、入れ歯にすると食事が美味しくないといわれているのは、熱が伝わりにくいということが理由です。
この問題をチタン製の金属床は解消できます。
なぜなら、チタンなど金属床の入れ歯はレジン床の入れ歯と比べて熱伝導率が高いからです。
ゆえに、食べたものの温度を感じやすく、食事が美味しく感じられます。
さらに、レジンの場合は細かい調整がしづらいのですが、金属であるチタン製金属床は微細な調整ができ、よりフィットする入れ歯を作れます。
特にチタンは強度が高い分床をより薄くできるため、装着中の違和感は少ないでしょう。
長く使う入れ歯なので、自分に合ったものにしましょう。
まとめ
チタンは、入れ歯の床を金属にした金属床の入れ歯の素材に用いられる金属で、金属アレルギーも少ないため治療によく使用されている金属です。
チタンは強度が高いため、レジンやコバルトクロムなどで作られた床より厚みを少なくでき、熱を伝えやすい素材です。
薄い分、口の中に入れても違和感が少ない点もメリットといえます。
快適に装着できる入れ歯が欲しいという方に、おすすめです。
町田市で歯医者さんをお探しの際には、是非、町田ごうデンタルクリニックにお問い合わせ下さい。
当クリニックは、最大限に歯の神経を残す治療を行っております。
抜歯を検討する前に、先ずはご相談下さい。
スタッフ一同、お待ちしております。