【町田で歯周病治療】歯周病の主な原因とは?
- 2023年11月14日
- 歯周病治療
歯周病は、歯を失う原因の第1位であり、日本人の成人の8割が罹患するといわれている病気ですが、そもそも歯周病になるのは何が原因なのでしょうか?
また、歯周病の原因はどのようにして増えていくのでしょうか?
歯周病になる原因と、原因がどのように増えていくのか解説します。
歯周病の原因は?
歯周病は、歯茎に炎症が起こり歯周組織がダメージを受け、歯の支えが失われて抜けてしまう病気です。
歯周病の主な原因は、何でしょうか?
歯周病の原因は、歯周病菌という細菌です。
しかし、歯周病菌という特定の細菌がいるのではなく、原因となる複数の細菌をまとめて歯周病菌と呼んでいます。
歯周病菌には、慢性的な歯周病の原因菌と、進行性歯周病の原因菌があります。
慢性的な歯周病の原因菌は、ポルフィノモナス・ジンジバリス、タンネレラ・フォーサイセンシス、トレポネーマ・デンティコーラという3つの細菌が中心となっています。
進行性歯周縁の原因となるのは、アクチノバチラス・アクチノミセテムコミタンスという細菌です。
また、妊娠しているときの歯周病は他の歯周病とは違い、プレボテラ・インターメディアが増加しているケースが多いという特徴があります。
歯周病菌が増える原因となるのが、歯に付いた汚れを細菌が分解することで産生されるプラークで、ねばねばしています。
歯垢とも呼ばれ、歯周病菌や虫歯の原因菌をはじめとした様々な細菌の住処になり、増殖させてしまうのです。
プラークを放置していると固まって歯石になり、歯に強固にくっつきます。
どんなに歯を磨いても歯石を落とすことはできません。
歯石を除去するためには歯科医院でクリーニングを受ける必要があります。
歯周病菌はどのように増える?
歯周病菌が増えるためには、栄養が必要です。
主に栄養となるのが、歯周ポケットの中から出てくるアミノ酸です。
アミノ酸は唾液にも含まれていて、他にもショ糖や果糖、ブドウ糖などの糖分を栄養源にすることもあります。
歯周病菌は、細胞分裂によって繁殖します。
口内は歯周病菌にとって繁殖しやすい湿度や温度であり、栄養豊富なので、快適に増殖できるのです。
また、歯周病が進行すると歯周ポケットが深くなり、中で栄養を摂っている歯周病菌にとってさらに繁殖しやすい環境になります。
ただし、唾液や歯肉の浸出液に含まれる免疫物質や細菌同士の拮抗作用により、最大で20分ごとに細胞分裂できる歯周病菌も、実際には4~5時間おきに分裂します。
まとめ
歯周病の原因となるのは、歯周病菌と呼ばれる複数の細菌です。
細菌ごとに異なる働きを持ち、協力し合って歯周病にしていきます。
歯周病菌が増えると、歯周病の進行も早くなるため、予防の際は歯周病菌が増えやすい環境にしないよう気を付けましょう。
特に必要なのが、増殖する原因となるプラークを除去することです。
歯石にならないよう、こまめにケアをしておくことをおすすめします。
町田市で歯医者さんをお探しの際には、是非、町田ごうデンタルクリニックにお問い合わせ下さい。
当クリニックは、最大限に歯の神経を残す治療を行っております。
抜歯を検討する前に、先ずはご相談下さい。
スタッフ一同、お待ちしております。