【町田で小児矯正】子どもの不正咬合でよく見られる上顎前突について解説します
- 2023年8月19日
- 矯正治療
不正咬合になっている子どもは、少なくありません。
不正咬合にはいくつかの種類がありますが、子どもによく見られる不正咬合として上顎前突があります。
上顎前突がどのような状態か、知らない人もいるでしょう。
上顎前突の状態や放置した場合に起こりうるトラブルについて、解説します。
上顎前突とは?
歯並びが乱れている状態を不正咬合と言います。
不正咬合にはさまざまな種類があります。
中でも、子どもによく見られる不正咬合として、上顎前突があります。
上顎前突は、出っ歯と呼ばれる状態です。
前歯は、上の前歯が下の前歯より前に出ているのが普通の状態です。
しかし、上の前歯が下の前歯よりかなり突出していると、不正咬合になります。
また、顎全体が前に出ていることもあります。
上顎前突は、遺伝によってなることが多いのですが、他にも口呼吸や指しゃぶり、舌で前歯を押し出すクセがある等が原因となることもあります。
上記のクセが残っていると、矯正治療をしてもまた戻ってしまうので、先にクセを治すことを優先しましょう。
上顎前突を放置すると起こるトラブル
上顎前突の状態で、矯正治療をせずに放置していると、さまざまなトラブルが起こります。
トラブルとして、虫歯や歯周病、口臭などが挙げられます。
上顎前突であるために口を閉じるのが難しいことから、口内が乾燥しやすくなり、唾液が減少することが原因です。
また、口が開いていることで口呼吸になりやすくなり、インフルエンザや風邪になる可能性も高くなります。
スポーツなどで転倒した際は、歯が唇の内側などにぶつかってけがをすることも増え、発音が不明瞭になることもあります。
上顎前突の治療にはいくつかの方法がありますが、まだ永久歯が生えそろっていない混合歯列の時は、上顎の成長を制御するために取り外しが可能な装置を使用しましょう。
また、学校が終わった後は就寝中も含めて、ヘッドギア―という装置や機能的矯正装置を装着することもあります。
永久歯が生えそろっている場合は、固定式装置を使用します。
ワイヤー矯正が一般的ですが、裏側矯正や抜歯による矯正、インビザラインなどもあります。
また、外科矯正によって治療するケースもあります。
まとめ
上顎前突、いわゆる出っ歯は、上の前歯が突出している状態です。
上の前歯が下の前歯より前にあるのが普通ですが、突出しすぎている場合は上顎前突となります。
上顎前突を放置していると、虫歯や歯周病だけではなく、風邪やインフルエンザなどになる可能性も高くなります。
ワイヤー矯正やインプラント矯正など、さまざまな方法で治療が可能なので、自分の状態にあった治療を受けるようにしましょう。
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