【町田で小児歯科】子どもの虫歯のなりやすさには、呼吸も関係しています
- 2023年5月24日
- 小児歯科
毎日丁寧に歯を磨いているのに虫歯になってしまう子どももいます。
虫歯になりやすい原因として、食生活や歯磨き、歯質などが挙げられるのですが、実は呼吸も虫歯の原因の1つとなるのです。
なぜ、呼吸が虫歯と関係するのでしょうか?
呼吸と虫歯の関係について、解説します。
虫歯の主な原因
虫歯になる原因として、主に食生活、歯磨き、歯質などが挙げられます。
それぞれ、虫歯とはどのような関係があるのでしょうか?
虫歯の原因について、具体的に解説します。
虫歯の原因として特に分かりやすいのが、食生活です。
甘いお菓子やジュースが好きな子どもは多いでしょう。
甘い食品に入っている砂糖は、虫歯の原因菌の好物でもあるのです。
子どもが甘いお菓子やジュースを食べたり飲んだりするたびに、虫歯の原因菌にも食事を与えることになります。
その結果、原因菌はどんどん増殖していくのです。
特に、ペットボトルの炭酸飲料やスポーツドリンクを長い時間かけて少しずつ飲んでいると、乳歯が虫歯になる可能性が高まります。
子どもは歯磨きが上手くできないため、歯に汚れが残りやすく虫歯の原因となります。
汚れを残さずに除去するのは大人でも難しいので、子どもの歯磨きは親がきちんとチェックしてあげましょう。
また、子どもの歯は大人の歯より柔らかく、虫歯に対する抵抗力が低い歯質となっています。
ゆえに、虫歯になりやすく、進行も早いため、大人よりも注意深くチェックする必要があるのです。
呼吸は、何故虫歯と関係がある?
日ごろから口がぽかんと開いた状態になっている子どもは、実は少なくありません。
新潟大学、大垣女子短期大学、鹿児島大学の研究チームが2021年に発表した研究によれば、日本人の3~12歳までの子どもの30.7%が、日常的に口が開いた状態になっているとのことです。
口を開ける原因は様々で、口の周囲の筋肉が弱く閉じていられないという子どももいれば、鼻づまりで鼻呼吸ができず口を開けている子ども、出っ歯のせいで上手く口を閉じることができない子どももいます。
口で呼吸していると、口の中は乾燥してしまいます。
唾液の分泌量も少なくなり、唾液が持っている殺菌作用や洗浄作用なども十分に発揮されないため、虫歯になるリスクが高まります。
口呼吸のデメリットは、虫歯のリスクが高まるだけではありません。
口臭や歯並びの悪化、風邪をひく可能性が高くなるなどのデメリットもあるため、子どもが日常的に口呼吸をしている場合は、なるべく早く治しましょう。
まとめ
子どもの歯は、元々歯質が弱く虫歯になりやすい状態にあります。
加えて、子どもの好きな甘い飲み物やお菓子、歯の磨き方が不十分など、虫歯になる原因はいくつもあるのです。
特に注意したいのが口呼吸で、口を開けている時間が多くなると口内が乾燥して唾液が減少し、唾液の持つ殺菌作用や洗浄作用が十分に発揮されなくなってしまいます。
子どもが口呼吸をしている場合は、なるべく早い段階で鼻呼吸をするように治しましょう。
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当クリニックは、最大限に歯の神経を残す治療を行っております。
抜歯を検討する前に、先ずはご相談下さい。
スタッフ一同、お待ちしております。