【町田で小児歯科】乳歯の虫歯は生え変わりまで放置しないようにしましょう
- 2023年5月14日
- 小児歯科
子どもの歯が乳歯のうちに虫歯になった時、「いずれ生え変わるから、放っておいても大丈夫」だと思う人もいるのではないでしょうか。
実は、乳歯の虫歯を生え変わりまで放置するのは禁物です。
いずれ生え変わる乳歯なのに、虫歯を放置していてはいけないのはどうしてでしょうか?
乳歯の虫歯を放置しない方がいい理由について、解説します。
乳歯の虫歯は永久歯に悪影響がある
乳歯が虫歯になっても、いずれ抜けて永久歯に生えかわるのだから大きな問題はないだろう、と思っている人も多いでしょう。
しかし、実は乳歯の虫歯は、永久歯に生えかわってからも影響するのです。
虫歯は、細菌が原因となる感染症の一種です。
虫歯になるということは、口の中で虫歯の原因となる細菌が増殖し、不衛生な状態になっているということなのです。
乳歯から永久歯に生えかわったばかりの頃は、まだ柔らかい状態です。
柔らかい歯は、虫歯に感染しやすい状態にあるため、虫歯菌が多い状態で生えてきてしまうと、すぐに感染してしまいます。
また、永久歯は乳歯が抜けてから生えてくるわけではなく、生えかわる前から乳歯の下にあって、少しずつ育っています。
上にある乳歯が虫歯になると、下の永久歯も生える前から虫歯になってしまうことがあるのです。
乳歯の虫歯の永久歯以外への影響
乳歯を虫歯のまま放置した場合、悪影響があるのは永久歯だけではありません。
歯並びや、顎の発達にも悪影響を及ぼします。
具体的に、どのような悪影響があるのかを解説します。
乳歯の役割の一つに、永久歯の生え方を先導する、というものがあります。
乳歯の働きによって、永久歯が真っすぐ生えてくるのです。
しかし、乳歯が虫歯になって早く抜けてしまうと、両脇の歯でスペースが埋められて、永久歯が真っすぐ生えるスペースがなくなってしまいます。
永久歯が真っすぐ生えるスペースが不足していると、永久歯が斜めに生えてしまったり、横向きに生えてしまったりする可能性もあります。
永久歯が曲がって生えてしまうことで、乱杭歯になり歯並びが悪くなるのです。
また、乳歯が虫歯になると進行が早いため、すぐに神経まで到達して痛みが生じやすくなります。
その結果、子どもは痛くない方の歯ばかり使用して噛んだり、固いものを噛まないようにします。
また、あまり噛まずに飲み込んだりするため、咀嚼が不十分となり、顎が未発達になる可能性もあるのです。
まとめ
いつか生えかわる乳歯について、「永久歯ほど丁寧なケアをしなくても問題ないだろう」と考えている人もいるでしょう。
乳歯が虫歯になっても、「生えかわれば特に影響はない」と考えるかもしれませんが、乳歯の虫歯を放置していると、永久歯も虫歯になる可能性が高くなり、歯並びや顎の影響にも悪影響を及ぼします。
乳歯であっても、虫歯になった時はなるべく早く治療しなくてはいけません。
乳歯の虫歯が、一生影響する可能性もあるので注意が必要です。
町田市で歯医者さんをお探しの際には、是非、町田ごうデンタルクリニックにお問い合わせ下さい。
当クリニックは、最大限に歯の神経を残す治療を行っております。
抜歯を検討する前に、先ずはご相談下さい。
スタッフ一同、お待ちしております。