家庭でできる虫歯対策と医院を上手に利用した健康管理について
- 2023年2月9日
- 予防歯科
虫歯になった場合は歯科医院で治療を受けることになりますが、その際は歯を削ったり神経を抜いたりして痛かったという人も多いでしょう。
再度そのような治療を受けたくないという人は、家庭でできる虫歯対策を行いましょう。
ただ、どうしても家庭でケアできない場合も御座います。
その際には、歯医者さんでのケアも含め、両面で対策を行っていくといいでしょう。
家庭でできる虫歯対策
虫歯対策を家庭で行う場合、いくつかの方法が考えられます。
歯磨きをしっかりとする、あるいは甘いものを食べないようにするなどです。
しかし、歯磨きはどれだけ丁寧に行っても汚れが残ってしまうことはあります。
甘いものを食べなくても、虫歯にはなるのです。
そこでおすすめしたいのは、フッ素です。
フッ素は、歯科医院で歯に塗布されたことがある人も多いでしょう。
実は、家庭でもフッ素を歯に塗布することは可能です。
家庭で行う場合におすすめなのは、フッ素が配合されている歯磨きペーストです。
これを毎日使って歯磨きすることで、歯にフッ素が付いた状態となり、虫歯を防ぐことができます。
歯磨きペーストの選び方のコツは、「医薬部外品」という記載が成されているもので、フッ素含有ppm数が1450ppm(現時点での上限値)のものがよろしいかと思います。
逆に気をつけて頂きたいのが、通販番組やチラシなどで特別な効果が謳われている高額な歯磨きペーストです。もちろん良品もございますが、
「医薬部外品」扱いではなく「化粧品」扱いの製品は、国が定めた薬効成分が含有されていないものも多いので注意が必要です。
尚、子供(12歳未満)にフッ素入りの歯磨きペーストを用いる場合は、かならず小児用の450~500ppmの濃度の物を用いてください。
成人用(国内流通品で最も高い濃度で1450ppm程度)は、濃度が高すぎるとされています。この点のみご注意ください。
セルフでの対策には限界がある
フッ素は虫歯予防に有効ですが、自宅でそれを塗布するのは限界があります。
フッ素入りの歯磨き粉を使用して歯磨きをしても、口をゆすぎすぎるとほとんどが取れてしまう可能性もあり、そもそもどれだけ付いているのか確認することもできません。
そのため、おすすめなのは歯科医院で定期的に検診を受けることです。
歯科医院で検診を受けると、歯磨き粉に配合されているものより高濃度なフッ素を歯に塗布してくれるため、高い効果があります。
また、定期検診では、クリーニングによって歯磨きでは落としきれていなかった汚れも除去してくれるため、虫歯のリスクをさらに下げることができるのです。
自宅でも、デンタルフロスなどを使用して歯間の汚れを落とすようにしましょう。
自宅でもフッ素入り歯磨き粉を使用し続けることで、効果を長く保たせることができます。
歯科医院の検診は、個々の状況により様々ですが3カ月~1年に1度のペースで受けるようにしましょう。
また、虫歯が多発する傾向が顕著な場合は、薬液塗布用のマウスピースを作成して、ご家庭でフッ素や各種歯周病治療薬を長時間歯茎に作用させる治療法(3DSマウスピース治療)もございます。
まとめ
虫歯対策は、常日頃から取り組んでおくと効果的です。
治療するより、そもそもかからないほうが良いのは当然ですが、治療するとしてもなるべく初期の状態で治療を始めると早く治ります。
自宅では、フッ素を歯に付けることを意識して、フッ素入り歯磨き粉などを使用してください。
しかし、それだけではどうしても限界があるので、歯科医院の定期検診にも通いましょう。
当クリニックは、最大限に歯の神経を残し、ご自身の歯を守る治療を行っております。
抜歯を検討する前に、先ずはご相談下さい。
町田市で歯医者さんをお探しの際には、是非、町田ごうデンタルクリニックにお問い合わせ下さい。