【町田の歯医者でホワイトニング】過酸化水素の効果について解説
- 2024年11月9日
- 審美歯科
歯を白くするための施術がホワイトニングであり、薬剤を使用します。
薬剤の主成分となっているのは過酸化水素ですが、どのようなものか知らない人もいるでしょう。
過酸化水素はどのようなメカニズムで歯を白くするのでしょうか?
過酸化水素の効果について解説します。
過酸化水素とは?
水は私たちにとって非常に身近であり、必要不可欠なものです。
私たちが生命を維持するために欠かせない水を化学式にすると、H2Oになることを知っている人は多いでしょう。
では、水に酸素をさらに加えるとどうなるでしょうか?
水に酸素を加えたものを過酸化水素といい、化学式はH2O2となります。
過酸化水素という名称に馴染みがない人は多いでしょう。
しかし、オキシドールという別名であれば、聞いたことがあるかもしれません。
オキシドールとは医療に用いられる過酸化水素の一種です。
かつて歯周病を治療するためにオキシドールを歯茎に塗ったところ、歯に付着して白くなるということがありました。
歯を白くする効果があると判明したことで、ホワイトニングに用いられるようになったのです。
なぜ歯が白くなるのか
過酸化水素には歯を白くする効果がありますが、具体的にはどのようなメカニズムで歯を白くしているのでしょうか?
過酸化水素はカタラーゼという酵素によって分解されます。
実は、ほとんどの人が生体内にカタラーゼを持っているのです。
カタラーゼに触れることで過酸化水素が分解され、大量の酸素が生まれて消毒されるという働きがあると同時に、フリーラジカルという分子や原子も発生します。
フリーラジカルの持つ酸化力によって細菌の構成成分を変え、漂白作用や脱臭作用を発揮することで歯を白くするのです。
有機性の着色物質を分解する働きがあるため、歯に付着している汚れを落として漂白していきます。
フリーラジカルは歯を構成している物質の隙間を通って奥まで浸透することができるため、象牙質も白くすることが可能です。
まとめ
過酸化水素とは水に酸素を加えたもので、医療においてはオキシドールという消毒薬として使われています。
かつて、歯茎の消毒に使われていたオキシドールが誤って歯に付着してしまったとき、歯が白くなったことからホワイトニングで用いられるようになったのです。
カタラーゼによって分解された時に発生するフリーラジカルが、歯の着色成分を分解して歯を漂白するという効果をもたらしています。
当クリニックは、最大限に歯の神経を残し、ご自身の歯を守る治療を行っております。
抜歯を検討する前に、先ずはご相談下さい。
町田市で歯医者さんをお探しの際には、是非、町田ごうデンタルクリニックにお問い合わせ下さい。